受かっているかどうか分かりませんので、これから受験する人の参考にしていただくという趣旨ではなく、あくまで自分のための記録として、この2ヶ月、どういう受験生生活を送っていたかを残しておこうと思います。
勉強の開始時期受験勉強を開始したのは5月15日、バーブリ(予備校)の授業が開始した日です。ロースクールのテストが9日に終わり、5日間の休憩を挟んでのスタートでした。2月の中旬から週末に1日、全6回でNY barの講義を先取りするプログラムがあり、最初の3回までは参加しましたが、試験の範囲を網羅しているわけでもありませんし、あの時期にbarに集中できるはずもなく、ほとんど意味はなかったと思っています。というわけで、5月15日にほぼゼロからのスタートでした。
もっと真剣な方は、ロースクールの勉強よりもbarの勉強優先、ということで、2月や3月のころから問題集を解き始める方もいるようです。準備の時間が圧倒的に足りない、というのがこの試験を経験した日本人の共通認識かと思いますので、早い時期から準備を開始することが非常に有利であることは間違いないだろうと思います。ただ、個人的には、皆が2ヶ月の勉強で勝負する試験ですので、ロースクールにいる間はロースクールで吸収できるものを精一杯吸収する方が良いと考えていました。受験勉強を終えた今でも、やはり圧倒的に準備時間が足りないとは思いましたが、その認識は変わっていません。
勉強時間5月15日から、7月1日(ブログ休止日)までは、朝6時半ころ起床、7時ころには家を出て、7時20分ころからスターバックスで簡単な朝食をとりつつ勉強開始、バーブリの講義に出た日は9時半から1時半ころまで講義、その後、図書館に移動、バーブリの授業を休んだ日は、図書館の開館時間に図書館に移動、昼食時に30分程度の休憩を取り、その後5時半ころまで勉強、帰宅して子供の世話、その後、多少ブログなどを読んだり書いたりして9時ころから12時ころまで勉強、という生活でした。1日の勉強時間は12時間前後だと思います。
6月末にあった択一式試験の結果が予想外に悪かったので、もう少しだけ自分を追い込んでみようかなと思い、7月1日でブログも休止して少しペースを上げました。
5時から5時半の間に起床し、5時45分まで、ちょっとですが勉強、その後準備して家を出て、大体6時20分ころからスターバックスで勉強開始、8時の図書館開館にあわせて図書館に移動、それから夕方5時30分ころまで勉強していました。お昼は、家から持ってきたベーグルなどを自分の席で食べながら勉強を続けていました。その後帰宅して、子供の世話と食事、8時ころから勉強を再開して12時ころまで勉強、といった感じでした。一日の勉強量は、14時間前後だったと思います。
土日も基本的にこのペースを維持していましたので、単純に計算して、12X45日+14X23日から、細かい用事があった日や模擬試験の日、試験直前の調整期間など、勉強時間が少なかった日の分を30~40時間引いた820~830時間が、NY barの勉強にかけた時間だと思います。
勉強内容-MBENY barは、全州共通の択一式試験であるMBE(40%)と、ニューヨーク州プロパーの内容を聞かれるエッセイ(40%)、ニューヨーク州プロパーの択一式試験(10%)、与えられた事実関係と架空の判決分から、指示された形式の文章を作成するMPE(10%)から構成されています。
MBEの科目(Constitutional Law, Criminal Law/Procedure, Contracts, Evidence, Real Property, Torts)は、エッセイでも良く聞かれるため、6月末のバーブリ模試まではMBEの勉強にほとんどの時間を費やし、その後、7月に入ってエッセイ対策を本格的にやるという人が多いように思います。バーブリの授業も一部を除き、前半はほとんどMBE科目で、こんなにMBEばかりで良いのか、という不安の声もありました。
MBEは、最初にアウトラインと呼ばれる、科目の要点を簡単にまとめたノートを読んでなんとなく理解した後、バーブリの問題集と、PMBRというMBEに特化した予備校の問題集をひたすら解く、というのが一般的なスタイルかと思います。私が他の人と少し違ったのは、通常、1科目2,3日のバーブリの授業にあわせて、その科目を徹底して潰すという人が多いのに対して、私はかなり初期のころから、どんどん先の科目に進んで、各科目50問前後で何週も回したというところかと思います。なんとなく、早く全体を見回したいというのが強かったので、こういう方法をとりましたが、結果として特に有利に働いたとも不利に働いたとも思っていません。
最終的に解いたMBEの問題数は、バーブリ模試、PMBR模試(それぞれ1日で200問)を含めて、約3150問。全く解いていない日もありましたので、それを5日と仮定すると、ちょうど1日50問X63日のペースということになります。実際には、1日に100問、200問解いた日もありましたし、7月中旬ころは、全くとかない日も結構ありました。正解率は、問題集によって難易度がまちまちなのであまり意味がありませんが、初期のころ時間を計らずに解いて(多分要求されるスピードの2倍くらいは時間をかけていた気がします)、5割から6割の間、調子が良いと時々7割(50問解いて35問正解)、7月に入ってからは50問1時間半(本試験と同じペース。但し、本試験は3時間100問X2)で解いて、平均7割、調子が良いと7割と8割の間といったところです。結局、本試験まで7割と8割の間をうろうろしていた感じで、90分で解いて8割(40問正解)には一度も届きませんでした。私がまわりに聞いた限りではだいたい7割を超える程度、という人が何人かいましたが、統計的にどの程度が平均かは良く分かりません。
ちなみに、解いた問題集は、バーブリのdrills、intermediate、advance、PMBRの赤(各科目約25問残しています)、青、バーブリのpractice examと模試2回です。PMBRの赤は解説が良くないので、最初に解くのは良くないというのが一般的な認識で、バーブリintermediate→赤又は青とやる人が多いようです。私も全く同感です。
MBEの対策としては、PMBRの方が良いという話もよく聞きますが、結果としてそういう印象は持ちませんでした。確かにPMBRの問題はバーブリでは出てこないマニアックなものが結構ありましたが、バーブリの問題だけやっていても知識的には十分試験に対応できるのではないかという気もします。ただ、バーブリだけだと問題演習の量が限られますので、結局PMBRも多少はやることにはなると思います。
振り返ってみて、反省点として思うのは、時間内に解く、という練習をもう少し早くから始めておけば良かったということです。最初のころに時間を計って解いても、そもそも知識が不十分なので、ほとんど歯が立たないのであまり意味はないと思いますが、6月の中旬ころからは時間を意識した演習をしておけば良かったと思っています。100問3時間を練習でやるのは大変なので、50問90分を繰り返すのがちょうど良いと思います。
また長くなりましたので、今日はこのへんで。